- 所蔵:
- 表千家
- 高さ:
- 8.7cm
- 口径:
- 12.3cm
- 底径:
- 5.8cm
稲妻という名前の由来は?
「稲妻」という銘は、朱い釉がうみだした景色からとったと言われておりますが、稲妻が走ったかのように感動したのではと思ってしまうところも。道入(ノンコウ)らしくとても薄い造りのようです。胴の部分は中程でわずかに締まっており、「青山」のようなすーっとした伸びは見られません。
稲妻の魅力は?
「ノンコウ七種」の一つでもあり、漆黒の釉中に朱い釉が、とろーりと胴から高台に向かって流れております。道入らしく、意匠へのこだわりが見て取れます。ちなみに、表千家では歴代家元の襲名茶事のときにのみ使われるのだとか。数十年に1度のみ使われる幻の一碗といってもよさそうです。
耳寄りなおはなし
出典
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