- 所蔵:
- 泉屋博古館分館蔵
- 高さ:
- 8.1cm
- 口径:
- 13.9cm
- 高台径:
- 5.3cm
滅多に出会えないレアな茶碗
井戸茶碗の中でも変わり種の一碗。泉谷博古館が所蔵しています。あんまり展示されないので、観れた人はラッキー。伝来の記録によると、かの小堀遠州が名付け親だとか。六地蔵の土地で見つけたことに由来しているみたいです。
型破り、だからこそ生まれる覇気
作風は、井戸の約束事はほとんど見られない 笑高台は低く、梅花皮もそれほど見られません。腰もすとーんと落ちており、肌も枇杷色ではありません。 ですが、腰周りと見込みに垂れた青白い釉薬の景色にと、にゅうの入り方が素晴らしい。そして肌の黄身がかったさまが黄金比を実現し、格別の魅力を放っております。この、黄色い肌と釉薬の青白い光が相まって、茶碗ファンは卒倒してしまうはずです。
大きさもそれほど大きくはなく、すっぽりと手に収まるサイズ。抹茶の緑がよく映えるであろうことは、実物を、見れば一目瞭然でしょうぞ。
耳寄りなおはなし
出典