- 所蔵:
- 穎川美術館蔵
- 高さ:
- 8.6cm
- 口径:
- 11.2cm
- 高台径:
- 4.8cm
さびれ具合は随一
赤楽にして、これほどまでにさびた肌を持つ茶碗は、長次郎以外には作り出せないでしょう。お茶を入れると、パッカーンと半分に割れてしまいそうな雰囲気も。
作風はかわいらしきなり
カタチは丸さがあってかわいらしいですね。ひっくり返すと、高台の根元部分に白い波上の模様(貫入に近い)が走っており、これがいい味を出しています。名前は、他に同じものは1つとして作れないという想いから「無一物」とつけたのかもしれません。
耳寄りなおはなし
出典