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『根津嘉一郎』|茶人

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根津嘉一郎ってどんな人?

1860年8月1日生まれ。政治家・実業家として、多くの功績を残しました。 実業家としては、経営に行き詰まった企業を多く買収して再建を図ることに長けていました。「火中の栗を拾う男」「ボロ買い一郎」といったネーミングも付けられていたようです。とりわけ、鉄道事業においては大成功を収めました。東武鉄道は根津無しに今残っていなかったかもしれません。

また、茶道の世界でも実績を残しています。東京・南青山にある「根津美術館」のコレクションの基礎は根津が蒐集したもの。数あるプライベート美術館の中でも、その規模・展示内容は一級品。お茶の世界にたしなみを持っている人は、一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか?

茶人としての根津嘉一郎

茶人としては「青山(せいざん)」の号を持っています。多くの茶道具や古美術を蒐集しており、後の根津美術館の所蔵品となっていますね。当時の実業家は茶道を嗜む人がたくさんおり、彼らは情報交換の場としてお茶の場を利用することが多かったようです。 ちょうど、現代では、込み入った話をするときにちょっとした料亭や隠れ家的なバーを使うのに似ているかもしれません。

根津嘉一郎が求めた名品

根津嘉一郎もまた、他の茶人と同じように超一級品の品を集めました。有名な所では尾形光琳の「国宝 燕子花図」がありますね。また、茶碗についても素晴らしいものをたくさん保有しています。今回はその一部をご紹介いたしましょう。

重文 青井戸茶碗『柴田』|井戸茶碗
小井戸茶碗『忘水』|井戸茶碗
重美 大井戸茶碗『三芳野』|井戸茶碗
重文 鼠志野茶碗『山の端』|志野茶碗

今回ご紹介した茶碗は根津美術館でしばしば展示されています。とりわけ「忘水」は実物が非常に秀麗ですので、一度も見たことがない方は是非ご覧になってください。

耳寄りなおはなし

根津嘉一郎は自身が蒐集したコレクションを単に秘蔵するのではなく「衆と共に楽しむ」ことを願っていたようです。その延長線上に生まれたのが「根津美術館」でしょう。ともあれば公にはさらしたくない個人コレクションを、快く展示してくれていることに感謝です。

出典

  • wikipedia
  • http://www.nezu-muse.or.jp

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