コレクション 志野茶碗

志野茶碗『いろは坂』|コレクション

投稿日:2017年11月1日 更新日:

所蔵:
恵比寿屋
高さ:
7.3cm
口径:
12.2cm
底径:
4.7cm
一金:
1,200,000円

ストーリー

異なる陶片による呼継ぎでキレイに作られた茶碗。とある筋から譲り受けたお話によると、その昔明治の財閥である原家が所望したのだとか。色々な陶片を組み合わせ、多様な景色が拝めることから、紅葉で有名な日光にある「いろは坂」の銘をつけた。茶碗としては、見込みにある模様が、ちょびひげっぽくてかわいらしい。また、全体的な模様をみると志野織部の部類に入ると思われる。 当方もかなりの愛用品。とにかく使いやすいの一言に尽きる一碗。

『いろは坂』の形状

ゆがみがほとんど見られず丸い。呼継ぎの陶片もキレイな丸になるように揃えており、かつての所有者の愛蔵ぶりが伺える。

『いろは坂』の肌

志野茶碗としては、ちょっと固めの肌具合。薄い作りに軽やかな絵を、上手く組み合わせて継いだ先達の扇子に脱帽するほかなし。見込みにあるちょびひげのようなものは、絵師の遊び心がありありとでている。

『いろは坂』の重さ

作りが薄く、また、釉薬も薄いことから、重さはそれほど無く、扱いやすい一碗。

耳寄りなおはなし

この志野茶碗はヘビロテしている一碗。継ぎの美しさは所有している茶碗の中でもNo.1の出来かなと思っています。あえて異なる陶片を用意して、割れた陶片の模様と上手くストーリーがつながるように組み合わせる心意気に、所有者は感服するほか無いのでは。見込みに描かれたちょびひげ模様がなんとも愛くるしいですね。

出典

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