- 所蔵:
- 個人蔵
- 高さ:
- 8.2cm
- 口径:
- 15.4cm
- 高台径:
- 5.0cm
変幻自在の景色
正体不明、変幻自在の加賀井戸。喜左衛門井戸とは全く対照的な大井戸であり、そこまですぐれた形状を持たず、むしろ非常に大人しい印象です。貫入はまあまあ見られるものの、カイラギはかなり中途半端であります。なぜこの茶碗が天下三大井戸なのかというと、それは景色の美しさが見事だからだとか。
見ようによっては黒ずんで見えるし、真っ白にも見えるというこの加賀井戸の不思議は釉薬のかかり方に起因するのではと言う声もちらほら。
耳寄りなおはなし
出典