憧れのお茶道具、集めました。
投稿日：
衣が天空からひらりと落ちてきたかのような模様が印象的な志野茶碗。見込みは深く、お茶がたっぷりと入る。高台の力強さも見逃したくはない一碗。江戸時代の前期に尾張の正木家に伝来した後、名古屋の豪商の手に渡った。豪快な景色に惚れ込み、茶席で大活躍したとのこと。
深い見込みは井戸茶碗に似た印象を受ける。が、手捻りで作ったかのような形状は威風堂々。高台の力強さは天下一品で志野茶碗「振袖」の高台に似ている所がある。
赤い土に白い釉薬、そして鉄板。景色は桃山の破格をもつ。土見せ部分の肌は柔らかい。
大振りの志野茶碗らしくとても重い。女性には少し大きい茶碗と思われる。
出典
関連記事
所蔵：恵比寿屋 高さ：6.8cm 口径：13.8cm 底径：4.5cm 一金：1,000,000円 ストーリー 中国との貿易により、日本に渡ってきた青磁茶碗。青磁蓮弁茶碗として分類されている。千利休の …
所蔵：恵比寿屋 高さ：8.3cm 口径：12.7cm 底径：5.4cm 一金：750,000円 ストーリー 五島美術館が所蔵する志野茶碗の名品「峯紅葉」。それをもう一段白くした様相を持つ一品。見込みに …
所蔵：恵比寿屋 高さ：7.1cm 口径：14.3cm 底径：4.8cm 一金：300,000円 ストーリー 五島美術館が所蔵する水指の「破袋」のように、正面に窯割れが見られる織部の茶碗。前のめりな形状 …
所蔵：恵比寿屋 高さ：6.8cm 口径：12.5cm 底径：4.7cm 一金：850,000円 ストーリー 正統派の志野茶碗。鬼板がさざ波のような模様を描いていることから、その銘が付いたのだとか。安直 …
所蔵：恵比寿屋 高さ：8.7cm 口径：10.9cm 底径：4.7cm 一金：お問い合わせください ストーリー 1621年 加賀前甲藩の属国を統治する猪方利大が所持したことで「利大」と名付けられた黒楽 …
国宝 白楽茶碗『不二山』｜本阿弥光悦 本阿弥光悦 の下
黒楽茶碗『禿』｜長次郎 長次郎 の下
国宝 大井戸茶碗『喜左衛門』｜井戸茶碗 井戸茶碗 の下
重文 黒楽茶碗『大黒』｜長次郎 長次郎 の下
黒楽茶碗『雁取』｜長次郎 長次郎 の下
