コレクション 唐津茶碗

唐津茶碗『忘れ草』|コレクション

投稿日:2017年10月19日 更新日:

所蔵:
恵比寿屋
高さ:
6.8cm
口径:
11.0cm
底径:
4.7cm
一金:
350,000円

ストーリー

鈍く光る金継ぎが、とても味わい深い一碗。焼成中におこった偶然の欠けが、アクセントになっている。形状は唐津茶碗似よく見られるやわらかい沓形。江戸時代の中期に、江戸の商人が発掘品として求めた後、京都の茶人が愛玩した記録が残っている。箱にある花押はその茶人が描いたもの。

『忘れ草』の形状

小服茶碗程度のサイズ 茶籠に入れて、野点で楽しむのも良いかもしれない。高台を除くと、綺麗な轆轤跡が残っている。

『忘れ草』の肌

釉薬はねっとりとした生焼けに近く、肌色も鈍い黄色がよく出ている。

『忘れ草』の重さ

小柄なわりに重量はしっかりと感じ取れ、土の密度が高い印象をうける。

耳寄りなおはなし

お茶ではなくお酒に合いそうな一碗。もっとも、日常では紅茶を嗜むのにしばしば使っております。ちなみに、抹茶を入れるととても色映えが素晴らしい。生焼け肌の唐津だからこそ出るコントラストでしょう。

出典

  • 全てオリジナル

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