茶入

重文 唐物肩衝茶入『油屋』|茶入

投稿日:

所蔵:
五島美術館
高さ:
8.4cm
口径:
4.1cm
底径:
4.4cm

ザ・茶入の筆頭格

『油屋』は、茶入の中でも最もスタンダードなカタチをしつつ、最も美しい茶入といっても良いかもしれません。つるんとしたものが高騰なものとされる唐の基準からみると、茶入の肌はそれほど高い評価にはつながらなかったのかも。日本では、最高峰の評価をえてはいるんですけど。

耳寄りなおはなし

油屋というお店から豊臣秀吉に献上された後、徳川家に渡ったという輝かしい歴史があります。ちなみに、松平不昧様は『油屋』を「雲州蔵帳」の中で「宝物之部」としており、大変高い評価を与えております。

出典

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