志野茶碗

重文 鼠志野茶碗『山の端』|志野茶碗

投稿日:

所蔵:
根津美術館蔵
高さ:
8.8cm
口径:
14.3cm
高台径:
6.1cm

外面だけでなく、内面も見たい一碗

根津美術館が所蔵する至宝の1つ、山の端。鼠志野茶碗では峯紅葉と肩を並べる名碗といわれています。つくりは写真よりも実物の方がしっかりとしていると感じるはず。鼠志野茶碗によくあるように、胴は高めになっており、すこし内にくびれがつけられています。俗にいう胴締め型。亀甲の絵は四の茶碗のお約束でしょうか。

この茶碗、外面だけで鑑賞を終わらせるのはとっと勿体無い。この茶碗の最大の見所は見込みにあり。葉っぱがキレイに描かれており、お抹茶を飲み終える頃にそれらが顔を出すのです。是非ともそれが顔を出す瞬間を動画に納めたいものであります。

耳寄りなおはなし

個人的には、峯紅葉のほうが、数段上。絵付け、形状ともに峯紅葉には遠く及ばないでしょう。山の端ファンの皆様、ごめんなさい。

出典

  • pinterest
  • 根津美術館

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