コレクション 織部茶碗

織部茶碗『じゃじゃ馬』|コレクション

投稿日:2018年1月1日 更新日:

所蔵:
恵比寿屋
高さ:
7.1cm
口径:
14.3cm
底径:
4.8cm
一金:
300,000円

ストーリー

五島美術館が所蔵する水指の「破袋」のように、正面に窯割れが見られる織部の茶碗。前のめりな形状と無作為にあしらったであろう絵が、我が路を行きたい思いに満ちあふれている茶碗。明治初期に兵庫県芦屋で呉服商で成功を収めた飯田家が所蔵した歴史が残る。

『じゃじゃ馬』の形状

正面に偶然生まれた窯割れの景色がカッコいい。横から見ると、かなり前傾姿勢。

『じゃじゃ馬』の肌

つるっとした釉薬の焼け方。見込みには黒い釉薬がびっしりと敷き詰められている。どこか瀬戸黒っぽい印象をうける。

『じゃじゃ馬』の重さ

大振り茶碗らしく重い。また、片手では持つことが難しく、飲み口をどこに持ってくるかも迷いそう。

耳寄りなおはなし

時代はそれほど古くはないですが、カタチがかなり面白く一目惚れして入手しました。黒い漆で継がれた窯割れ跡はもう少し遊んでも良いかもとおもっています。

出典

  • 全てオリジナル

-コレクション, 織部茶碗
-

関連記事

唐津茶碗『赤富士』|コレクション

所蔵:恵比寿屋 高さ:7.8cm 口径:12.5cm 底径:5.4cm 一金:1,200,000円 ストーリー 赤土と白い釉薬が溶けた景色が愛らしい唐津茶碗。ほのかに継がれた金跡が、時代の経過を物語る …

黒楽茶碗『利大』|コレクション

所蔵:恵比寿屋 高さ:8.7cm 口径:10.9cm 底径:4.7cm 一金:お問い合わせください ストーリー 1621年 加賀前甲藩の属国を統治する猪方利大が所持したことで「利大」と名付けられた黒楽 …

織部菊文茶碗|織部茶碗

所蔵:個人蔵 高さ:9.1cm 口径:10.7cm 高台径:5.1cm 黒紫色に恋しそう この茶碗最大の見所は織部釉の色味。だいたいは黒色なのですが、この茶碗は紫っぽさが出ている。それもいやらしい紫色 …

赤楽茶碗『放浪花』|コレクション

所蔵:恵比寿屋 高さ:9.0cm 口径:12.5cm 底径:4.5cm 一金:800,000円 ストーリー 江戸期の木阿弥光悦制作による赤楽茶碗。極端なまでの薄作りは、楽家3代の道人の作りとよく似てい …

青織部茶碗『裏庭』|コレクション

所蔵:恵比寿屋 高さ:8.1cm 口径:13.7cm 底径:5.5cm 一金:550,000円 ストーリー 瓢箪の絵がとても軽やかな茶碗。つくりは黄瀬戸ににているのが興味深くもある。江戸時代に近江の商 …

恵比寿屋のコレクションに関するレンタル・お譲りについてはこちらのページのお問い合わせよりコンタクトください。

茶道具キーワードで検索