- 所蔵:
- 個人蔵
- 高さ:
- 9.9cm
- 口径:
- 11.9cm
- 高台径:
- 5.9cm
古風なネーミングなり
赤くて丸っとした楽茶碗。名前の由来は、かの有名な毘沙門堂の石段が紅葉に包まれる様から引っ張ってきたのでしょうか。作風は光悦らしく、スパーんと割れが入っています。これもおそらくは焼成する途中で入ったものではないかと思います。普通なら失敗作になるんでしょうけれども、光悦は偶然に生まれた面白い景色を、そのまま愛でることを楽しんでおられた。なので、これもまた、立派な作品として残っています。
耳寄りなおはなし
出典