井戸茶碗

青井戸茶碗『土岐』|井戸茶碗

投稿日:

所蔵:
東京国立博物館蔵
高さ:
6.8cm
口径:
14.6cm
高台径:
5.0cm

非常に完成度の高い茶碗なり

轆轤目が上品に出た井戸茶碗。分類は青井戸らしいですが、そんなことはドーデもええわと思ってしまうくらい素晴らしい一碗。見所はなんといっても、高台に表れたカイラギでしょう。腰から高台脇にかけてたれ流れた釉薬が、そのまま高台までとろーんと伸びている姿に惚れ惚れしてしまいますね。東京国立博物館で、1年に1回くらいはお目にかかれるとおもいます。是非!

耳寄りなおはなし

ちなみに、このお茶碗、箱がもの凄くご立派。洗面が描かれた漆箱だけでも、かなりの作品です。もちろん、お茶碗自身も箱に負けない魅力を持っています。内も外も完成度の高い作品です。
東京国立博物館の作hん紹介はこちら

出典

  • pinterest

-井戸茶碗
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

大井戸茶碗『江山』|井戸茶碗

所蔵:藤田美術館蔵高さ:8.4cm口径:14.7cm高台径:5.4cm獣が住まう茶碗?!この茶碗の正面には、獣がすんでいると見立てる人もいたのでは。腰の部分にあるホツが、なんとも生物の顔に見えてくる不 …

小貫入茶碗『石清水』|井戸茶碗

所蔵:出光美術館蔵高さ:6.3cm口径:12.6cm高台径:5.9cm大井戸、小井戸茶碗を超えた貫入景色かの財閥鴻池家伝来の一碗。小貫入茶碗は大井戸、小井戸のような見所がそれほどないけれども、貫入の入 …

大井戸茶碗『巌』|井戸茶碗

所蔵:大光明寺蔵高さ:9.3cm口径:14.7cm高台径:5.8cm口辺の黒ずみが時代を物語るさびさびのお茶碗。口辺の黒ずみは、長年にわたって愛用されてきた祥子ではないでしょうか。幾度も口をつけ、洗い …

小貫入茶碗『東大寺』|井戸茶碗

所蔵:逸翁美術館蔵高さ:N/A口径:N/A高台径:N/Aレアな白と小貫入は薄暗闇で映える小貫入茶碗のなかでは、珍しく白みを帯びた茶碗。釉薬が生み出す貫入の景色も、白が強く出ているのではっきりとは見られ …

大井戸茶碗『有楽』|井戸茶碗

所蔵:東京国立博物館蔵 高さ:9.3cm 口径:15.2cm 高台径:5.6cm あと一声ほしい茶碗 喜左衛門井戸や細川井戸に次ぐくらいの大井戸の優品だともいわれる有楽井戸。ですが、個人的にはそこまで …

恵比寿屋のコレクションに関するレンタル・お譲りについてはこちらのページのお問い合わせよりコンタクトください。

茶道具キーワードで検索