井戸茶碗

重文 青井戸茶碗『柴田』|井戸茶碗

投稿日:2017年4月25日 更新日:

所蔵:
根津美術館蔵
高さ:
7.0cm
口径:
14.6cm
高台径:
4.8cm

作風はザ・青井戸茶碗

轆轤目が強く出て非常に均整の取れた形状、薄い琵琶色の内にうっすらと浮かび上がる青の色合い、主張しないながらも見事に具わった貫入とカイラギ、どれもが青井戸の理想というべき姿であります

ネーミングセンスは・・・

信長から柴田勝家に手渡ったことから柴田の名前がついています。あんちょこなネーミングといえばそこまでですが。。。茶碗も良いのですが、箱がまたすごい!とはいっても箱はなかなかお目にかかれる機会がない。。。

耳寄りなおはなし

織田信長から柴田勝家に渡り、幕末には大坂の千種屋平瀬家に入り、明治36年に藤田家に移り、のち根津嘉一郎の有するところとなったのだとか。歴史を知る上でも重要な一碗。

出典

  • pinterest
  • 東京国立博物館

-井戸茶碗
-, ,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

大井戸茶碗『加賀』|井戸茶碗

所蔵:個人蔵 高さ:8.2cm 口径:15.4cm 高台径:5.0cm 変幻自在の景色 正体不明、変幻自在の加賀井戸。喜左衛門井戸とは全く対照的な大井戸であり、そこまですぐれた形状を持たず、むしろ非常 …

大井戸茶碗『さかい』|井戸茶碗

所蔵:根津美術館蔵 高さ:9.2cm 口径:16.3cm 高台径:5.8cm 正面はどこ!? 「さかい」はどこを正面とするかによって、かなり見栄えが変わります。特にカイラギの様子はどこから見るかでぜん …

重美 大井戸茶碗『金森』|井戸茶碗

所蔵:MIHO MUSEUM蔵高さ:7.5cm口径:15.2cm高台径:5.3cmみどころは小貫入なり。有名な茶人金森宗和が所持していたことで有名な一碗。写真でみるとこじんまりした印象をうけますが、実 …

大井戸茶碗『宗及』|井戸茶碗

所蔵:根津美術館蔵高さ:8.8cm口径:16.0cm高台径:5.5cmあと一つ味が欲しい一碗根津美術館所蔵の有名なお茶碗。個人的にはそこまでほれ込むところは無いのですが、作風はがっしりしており、井戸茶 …

大井戸茶碗『立華』|井戸茶碗

所蔵:万野美術館旧蔵高さ:8.0cm口径:14.5cm高台径:5.4cm黄色い肌がお美しい肌に黄色が強くでた一碗。口辺にはいくつかほつが見られ、黒くなっています。これぞ時代が経った証拠でしょう。 正面 …

恵比寿屋のコレクションに関するレンタル・お譲りについてはこちらのページのお問い合わせよりコンタクトください。

茶道具キーワードで検索