- 所蔵:
- 恵比寿屋
- 高さ:
- 7.6cm
- 口径:
- 13.5cm
- 底径:
- 5.6cm
- 一金:
- 240,000円
ストーリー
青い肌が幻想的な雰囲気を醸し出す唐津茶碗。極めて珍しい二重竹節高台。ほかの茶碗含めて、これいがいにお目にかかったことはない。石ハゼも豪快に残っており、また、白い釉薬も不規則に溶け出しており、アクセントになっている。来歴は今の広島周辺を納めていた毛利家の分家が所持した歴史が残る。その後、江戸の後期に興福寺に入り、明治に一財産を築いた大阪商人戸田氏に手渡った。
『羅漢』の形状
なんといっても二重の竹節高台が目を引く。その他、見込みの深さにも注目したい。高台の高さがあると、不格好に見えがちだが、この茶碗に至ってはそんなことは全く感じられない。
『羅漢』の肌
唐津茶碗らしく、地肌はカラッとしている。一方、青白い色味と白い釉薬もまた、薄く掛けられており、派手な作りの茶碗にみられる「いやいやしさ」が感じ取れない。
『羅漢』の重さ
サイズ感がとても小振りであり、重量も軽い。お茶だけでなく、お酒もまたおいしく頂けそう。
耳寄りなおはなし
出典
- 全てオリジナル