志野茶碗

重文 鼠志野茶碗『峰紅葉』|志野茶碗

投稿日:2017年5月4日 更新日:

所蔵:
五島美術館蔵
高さ:
8.9cm
口径:
14.0cm
高台径:
6.1cm

鼠志野茶碗は総じて上品なり

鼠志野茶碗は、風貌が穏やかなものが多く、上品さも兼ね備えたモノばかり。この峯紅葉も端正で流麗な様を持っています。

見所は釉薬のかけ分け

腰から高台にかけて、色味が変わります。高台付近は白色。鼠色とのコントラストがはっきりとしています。かけ分けが上手い。二度焼きしないと、ここまで綺麗には出ません。手間のかかった一碗です。

耳寄りなおはなし

ネーミングにある「峯」。口辺に少し遊びがあるところに、この名前がつけられた所以があります。水が通る道のごとく、すぅーっと一筋の轍が入っている様子にちなんでいるんですね。うーん、風情なり。

出典

  • pinterest

-志野茶碗
-, ,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

志野茶碗『いろは坂』|コレクション

所蔵:恵比寿屋 高さ:7.3cm 口径:12.2cm 底径:4.7cm 一金:1,200,000円 ストーリー 異なる陶片による呼継ぎでキレイに作られた茶碗。とある筋から譲り受けたお話によると、その昔 …

重文 鼠志野茶碗『山の端』|志野茶碗

所蔵:根津美術館蔵高さ:8.8cm口径:14.3cm高台径:6.1cm外面だけでなく、内面も見たい一碗根津美術館が所蔵する至宝の1つ、山の端。鼠志野茶碗では峯紅葉と肩を並べる名碗といわれています。つく …

志野茶碗『通天』|志野茶碗

所蔵:個人蔵 高さ:7.9cm 口径:14.1cm 高台径:6.5cm 豪快さは無く上品な佇まい 名前の由来は、紅葉の名所として有名な東福寺の通天橋からとったとか。景色は抑えめで、ほのかに紅が現れた上 …

志野茶碗『老の友』|志野茶碗

所蔵:個人蔵高さ:8.8cm口径:14.0cm高台径:6.0cm一文字のこだわり。正面の一文字、見込み回りの勢いある一文字、正面裏の葦を描いた一文字。異なる一文字のオンパレード。志野茶碗は、きれいな景 …

志野茶碗『初心』|コレクション

所蔵:恵比寿屋 高さ:8.5cm 口径:11.0cm 底径:5.8cm 一金:お問い合わせください ストーリー 墨田如水が美濃の合戦時代に入手/愛蔵した志野茶碗。古布は茶碗を納めた箱を包む風呂敷代わり …

恵比寿屋のコレクションに関するレンタル・お譲りについてはこちらのページのお問い合わせよりコンタクトください。

茶道具キーワードで検索