本阿弥光悦

黒楽茶碗『村雲』|本阿弥光悦

投稿日:

所蔵:
楽美術館蔵
高さ:
9.5cm
口径:
12.8cm
高台径:
4.0cm

艶やかさはノンコウの影響?

「雨雲」ほど景色に迫力はありませんが、その分ノンコウ黒がつややかです。それにしてもこの茶碗を見ていると、当代(15代)楽吉左衛門さんの黒楽を思い出します。吉左衛門さんが作成する茶碗の多くは、カタチはもちろん釉薬のかけ方も独創性にあふれています。自由奔放な制作スタイルで茶碗を作った光悦の影響は大きそうですね。

耳寄りなおはなし

「村雲」、「雨雲」「時雨」の3碗で「光悦尻黒三種」といってもよいのでは。形状が類似の黒楽達を並べて鑑賞してみたいものです。

出典

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